モナパウォレットを作ろうかなと思ってる理由
Monapartyに特化したウォレットを作るといいかなと思ったので、動機をメモします。
Counterwalletは機能を網羅しているが使いづらい点がある
Counterpartyとセットで開発されMonapartyにも移植されているCounterwalletは、オフィシャルだけあってCounterpartyの全機能を網羅してくれています。ただ使っている人はわかると思いますがいくつか挙動/表示に怪しさがあります。
- 実際には承認済みのトランザクションがいつまでも承認されてないように表示されて、それに伴い関連する操作も受け付けなかったりする。ブラウザに保存されているデータを消すと解決するが、そうすると別の問題が起きる。
- ブラウザに保存されているデータを消す/別のブラウザでアクセスすると、アドレスに設定したラベルが消える。また、MONAの入っていないアドレスは(トークンが入っていても)自動では再検出してくれない。
- アドレスに入っているトークンの種類が多いとけっこう動きが重くなる。
- トークン名が20文字を超えていると末尾が表示されない。これは「Show Info」してもやっぱり表示されないので、本当にトークン名がわからなくなる。
などなど。これは古い実装がそのままアップデートされていないのもあるでしょうし、そもそも1つのアドレスに何百種類もトークンを入れているユーザがごろごろいる現在の状況がMonaparty特有というのもあると思います。
Monaparty公式としてもCounterwalletの利用は推していないとのことです。
オリジナルの実装が(2019年の視点では)古いさが否めない上に上流の保守体制も宜しくなく、可能な限り「もにゃ」等のサードパーティ・ウォレットを使うようお勧めしている次第です。 https://t.co/yytmacNHwt
— Monaparty (@MonapartyXMP) 2019年5月3日
もにゃにMonapartyの機能をいま以上に足すべきだとは思わない
これ私がそう思うだけでもにゃ公式がどう思っているかは知らないのですが、もにゃのMonaparty対応はトークンの送受信ができてモナカードが見られる現状で上出来なのではないでしょうか。とてもたくさんの通貨に対応しているウォレットなので、トークン発行とかDEXとか、Monaparty特有の機能をさらに足していくのはいろいろなものを難しくするだけな気がします。
とするとMonapartyに特化したサードパーティウォレットが現れないことには、機能はあるけど使いづらいCounterwalletと機能が限定的だけど使いやすいもにゃの2択になっているわけです。これはよくない。
Monacardの登録APIを使ってあげたい
Monacardで実はあまり使われていない機能を発表します!
— monacard (@_monacard) 2019年1月6日
1位: カード登録API
2位: カード登録API
3位: カード登録API
なちゃっと先生がせっかく用意してくれたAPI。使ってあげたい。
私がウォレットを作ればカード登録APIを使ってウォレット上の操作だけで簡単にモナカードを登録できるようになる。それはとっても便利では?
モナパちゃん/MONA Tiproid/宇宙モナコインとのシナジーが期待できる
奇遇なことに私が作った他のモナコイン/Monaparty関連サービスがあるので、そのへんともちょっと連携できたら楽しい。
MonapartyにKVS機能が追加されたらさっそく活用してみたい
[お知らせ:主にサービス開発者向け]
— Monaparty (@MonapartyXMP) 2019年4月26日
2019年9月頃に、メッセージプロトコルの追加を行う予定です。
確定している新機能は、簡易的な key value store となります。
その他の機能が追加になる可能性もあります。
Counterwalletではブラウザに保存しているアドレスのラベルなどは、このKVSに保存したらいいかもしれない。
投げ先
ということで「たしかに!新しいモナパウォレットほしい!」と思ったらこのリストに投げてください。